犬に絶対にあたえてはいけない食べ物・飲み物
2015/12/15
家族である犬にあって、飼い主が知っておかねばならないことのひとつとして、「絶対に与えてはいけない食べ物、飲み物」があります。
もし、大事に至ってしまって「知らなかった」では済まず、なにより飼い主もワンちゃんも不幸になってしまうので、知識として確認していただければいいかなと思います。
Contents
犬に食べさせてはいけないもの
美味しいものを食べて、楽しく暮らしてもらいたいと思うのは当然のことですよね。しかし愛犬を愛するためには飼い主には最低限の知識が求められます。
本日はワンちゃんに絶対に与えてはいけないものをまとめましたので、以下参考にしてください。
与えてはいけないもの |
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タマネギ、ネギ類 | 犬にとっては有害なアリルプロピルジスルファイドという赤血球の破壊を起こす恐れのあるものを含んでいます。そのため、血尿や下痢、嘔吐、発熱の危険があるため、絶対にあげてはいけません。ネギそのものではなくても、エキスが染み出た煮汁や味噌汁なども注意する必要があります。 |
ブドウ、干しブドウ | 腎不全の原因にもなる成分を含んでいるため、与えてはいけません。特にブドウの皮はあげてはいけません |
キシリトール入りのガム | たとえ少量でも、血糖値の低下や吐き気、肝不全を起こすので危険です。 |
香辛料 | 犬、猫にとっては、香辛料に対する耐性が低いので肝臓障害の症状を引き起こす可能性があります。 |
鶏の骨 | 鶏の骨は、その物の成分に問題があるわけではなく、骨そのものが縦に裂けやすく鋭利な計上となりのどや消化官を傷つける恐れがあるので上げてはいけません。 |
注意が必要、与えすぎ注意 |
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イカ、タコ | イカやタコは消化が悪いので下痢や嘔吐の原因になったり、のどに詰まらせてしまう原因にもなりますので注意が必要です。 |
カニ、エビ | 甲殻類や生のイカや貝などは、ビタミンB1を分解してしまう酵素をもっているためビタミンB1の欠乏を起こし酷い場合だと後ろ足の麻痺を起こしてしまう可能性があります。 |
ほうれん草 | シュウ酸が多く含まれているため、シュウ酸カルシウム尿石症の原因にもなります。 |
ナッツ、豆類 | 消化が悪いので、下痢や嘔吐の原因になります。マグネシウムの多い豆類を多く与えると結石になりやすいという話もありますので注意が必要です。 |
チョコレート | チョコレートに含まれるテオブロミンが原因で嘔吐、下痢、発熱、けいれんの発作などを起こしてしまいますので注意しましょう。 |
コーヒー、緑茶、紅茶 | カフェインが含まれているものは、下痢、嘔吐、体温不調、多尿、尿失禁、テンカンの症状を引き起こす可能性があります。 |
生卵 | アビジンという酵素が皮膚炎、成長不良の症状を引き起こすことがあります。(加熱してあれば平気) |
砂糖 | 糖質吸収などのためにビタミンやカルシウムが余分に使われ、ビタミン欠乏やカルシウム不足などを引き起こす可能性があります。 |
にぼし、のり | あげすぎ与えすぎで、マグネシウム過剰により尿路疾患の可能性がありますので、適度な量と頻度であげましょう。 |
白米 | カロリーは十分ですが、ビタミンミネラルが少ないため、栄養が偏ってしまうので注意が必要です。 |
ドックフード(犬の食事)として与えてはいけないものピックアップ
・ネギ類
自分からネや玉ねぎを与えるという人はそういないでしょうが、この食材は危険度が高いです。
玉ねぎに含まれる成分が赤血球を破壊して様々な病気を起こします。量によっては死に至る場合もありますのでぜったいに与えないでください。
・カカオ類
チョコレートやココアを自分が大好きだからと言ってワンちゃんにも与えてはいけません。自分が好きなもの=犬が喜ぶものではありませんから。カカオの成分は中枢神経を刺激する毒素となり不整脈や心拍の増加につながります。
あまり飲ませないほうが良いもの
後、意外なところで牛乳もあまり良くありません。人間は、牛乳を消化するためラクターゼという酵素を必要としますがワンちゃんには、ない酵素ですので消化できず、下痢をしてしまうワンちゃんもいます。
犬にもよりますし、中には飲んでも平気な子もいますが、基本的にはやめてください。子犬に必要な栄養やカルシウムは、専用のドックフード等で補給してあげましょう。
基本的に、人間の食べるものは犬にとっては、塩分が非常に多い食事になります。汗をかけない(正確に言うと一部でしか)犬にとって、塩分過多は健康に悪いので、注意してください。
ワンちゃんの食事は飼い主次第
犬の食事、健康は飼い主がコントロールするしかありません。自分で散歩に行って、自分で食べ物を探す犬なら別ですが、ワンちゃんは与えられたものを食べるしかありません。
飼い主がしっかりと勉強して、だめなものは与えない。しっかりとしたものを食べてもらう。単純なことでもとても大切なポイントになりますので、飼い主の私たちがワンちゃんの健康ライフをつくって上げましょう。